結論としては芸能人側が敗訴した事件ですが、パブリシティ権を語る上では避けて通れない重要判決です。
ある女性週刊誌に「ピンク・レディーdeダイエット」という記事が掲載され、曲の振付などがピンク・レディーの写真とともに載っていました。
出版社がこの写真掲載の許諾をとっていなかったことから訴訟に発展し、最高裁まで争われることになりました。
最高裁は、雑誌全体の中での写真の使われ方がそれほど大々的ではなかったことから損害賠償は認めませんでしたが、最高裁として初めて「パブリシティ権」の存在を明言しました。
(最高裁平成24年2月2日判決)
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